名古屋市仕事・暮らし自立サポートセンター | 【9月27日】牛乳パックトレーを作製しました

【9月27日】牛乳パックトレーを作製しました

みなさん、こんにちは。
名古屋市仕事・暮らし自立サポートセンター名駅です。

8月の名駅くらさぽサロンで好評だった、牛乳パックを使ったトレー作りでしたが、
9月27日にも女性の利用者さんたちお二人と一緒に、作製を行いました。

定規を使い、トレーの下地になる牛乳パックに図面を引くところから参加していただきました。
お二人とも真剣です。

牛乳パックの裏側にはポリエチレンという素材がコーティングされています。
ポリエチレンは110℃以上の温度で溶けるので、牛乳パックの上に布を置いてアイロンをかけて接着させます。
普段はあまりアイロンがけをしないと言われたお二人ですが、火傷に気をつけて、
トレーの角が綺麗に仕上がるように丁寧にアイロンをかけました。

トレーの内側にはアイロンではなく、ボンドを使い、布を貼り合わせていきます。
牛乳パックの切れ端を使い、布にまんべんなく、たっぷりと塗っていきますが、この作業はお二人とも上手でした。

手芸そのものをあまりしないと言われたお二人です。慣れない手つきではありましたが、
それぞれの感覚、ペースで進めていきました。
仕上げに四隅に穴を開けてリボンを通し、結んで形を整えて完成です。

今回は正方形の牛乳パックトレーを作成しましたが、
お一人は次の週の10月4日にも、長方形の牛乳パックトレーも作成されました。
すると、一回目はおっかなびっくりでやっていたアイロンがけがスムーズでしたし、
仕上げにもう一度かけておくと、綺麗に仕上げるという視点も身に付きました。
参加された方からは「形になっていくのが楽しい。」と感想も頂きました。

「ちょっと、やってみようかな。」とチャレンジされたことで、出来上がった牛乳パックトレーと一緒に写真撮影した様子は、
作業を始める前の表情とは全く別もの。支援員の目には晴れやかな表情に写りましたよ。

これまでも、折り紙を使ったモビール作り、観葉植物の植え替え、木工、パステル画などのもの作りも
利用者さんたちへのアセスメントツールの一つと捉え、実施して来ました。

時には利用者さんたちの社会の中で心の拠りどころを作るため、
時には社会生活に必要なスキルアップトレーニングとして、
今後も「名駅くらさぽ手芸クラブ」を開催してまいります。